ポンマライ コース8 1-2
今回は生花の蓮を使ってポンマライを作ります。
タイでは蓮の花は一般的で1年を通してお花屋さんで買うことができます。
色はピンクと白があります。今回はピンクの蓮を使います。
仏教では泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる蓮の姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされているそうです。
蓮を花材にすることで清らかで神聖な雰囲気の美しいポンマライができます。
ポンマライ コース8 1-2
いよいよ今日から8コースに突入します。ワクワクです。
私が通っている学校「ホビーホーム」のポンマライコースは全部で10コースまであります。
1~5コースが基礎コース。
6~10コースがプロコースです。
プロコースを修了したらニック先生から「生徒さんに教えていいです。」という許可が下ります。
私は今8コース目なのであと3コース学べばポンマライの先生になることができます。
3コースと聞くとあと少しという感じがするかもしれませんが私はホビーホームに週イチしか通えないので意外と先は長いのです。
ハハハ。
1~7コースと8コースの大きな違いは選択制になることです。
1~7コースは布のポンマライでしたが。
8~10コースは布のポンマライか生花のポンマライがやりたい方を生徒が選択できます。
ちなみに私は生花のポンマライを選択しました。
8コース 1と2の2回で一つのポンマライを作ります。
清らかで神聖な蓮のポンマライ
材料
花材はピンクの蓮とラックの花です。
1.蓮(ピンク)4束
ดอกบัวสัตตบงกช(สีชมพู)
2.ラックの花(白)
ดอกรัก(สีขาว)
道具
1.マーライ針
2.縫い針
3.ミシン糸
4.ビニール糸
5.はさみ✂️
6.カッターナイフ
7.ペンチ
8.フローラルテープ
9.マーイラカン
10.プラスチック萼
11.ワセリン
12.バナナの葉
13.ガーゼ
14.タッパー
ポンマライ本体の作り方
蓮の花から大きさが同じで形が歪んでない花びらだけを選別して摘み取っておく。
バナナの葉を20mm角に折って花びら受けを作りマーライ針に刺す。
花びらは刺す前に折っておく。
今回の折り方はM字状。
マーライ針に蓮の花びらを刺していく。
花びらの先端から20mmのところを刺す。
花びらは1周につき8枚刺す。
マーライの長さが30cmになるまで刺し続ける。
ビニール糸の滑りを良くするためにワセリンを薄く塗っておく。
マーライ針の針穴にビニール糸を通して糸の長い方を結んでおく。
マーライ針の先端付近をペンチで挟んで花びらをマーライ針からビニール糸に移す。
これでマーライ本体は完成。
房々の作り方
まず最初に房々の先端に付ける蕾を蓮の花びらで作る。
蓮の花から大きさが同じで形が歪んでない花びらだけを選別して摘み取っておく。
1つの蕾につき花びらを10枚使う。
蕾の芯にマーイラカンを使いミシン糸で花びらを固定していく。
蕾が出来たらミシン糸を切りフローラルテープを巻いてマーイラカンごとカッターナイフで切っておく。
蕾は全部で15個作っておく。
縫い針にビニール糸を通して糸の長い方を玉結びしておく。
先に作っておいた蕾→ラックの花の萼→プラスチック萼→ラックの花の順番で通しておく。
房々は全部で15本作る。
マーライシーク2種類の作り方
1種類目
ラックの花から花びらだけを摘み取っておく。
マーライ針にラックの花びらを刺していく。
刺し方は半周につき4枚→3枚→4枚→3枚…の繰り返しで。
2種類目
ラックの花からめしべだけを摘み取っておく。
マーライ針にラックのめしべを刺していく。
刺し方は半周につき3枚→2枚→3枚→2枚…の繰り返しで。
ポンマライ本体・房々・マーライシーク2種類全てのパーツが揃ったら最後にそれぞれを結び合わせてようやくポンマライの完成となります。万~歳。
久しぶりの生花のポンマライにしては上出来と言っていいのては?
ニック先生の教え方が上手なので完成までこぎつけました。
生花のポンマライなんて美しいのでしょう。感動です。
生花のポンマライは痛みやすく中でも蓮は一番と言ってもいいくらい足が早いです。
生花のポンマライ作りは時間との勝負とも言えます。
パーツごとに出来た端から速やかに湿らせたガーゼで包みタッパーに入れ冷蔵庫の中で保管するのがおすすめです。